本記事では1997年から2001年に月刊コミックボンボンにて連載されていた漫画『サイボーグクロちゃん』を紹介します。
本作はサイボーグに改造された黒猫が主人公の作品。
可愛い見た目に反してガトリンガンなどの武器で暴れ回る主人公とその仲間たちによって繰り広げられるドタバタギャグ漫画になっています。
一昔前に連載されていた作品なのでギャグ自体は古く感じるかもしれませんが、主人公やライバルのサイボーグネコなど魅力的な人外キャラが登場しています。
ケモロボやネコキャラが好きな方におススメな作品です。
- サイボーグとなったネコが主人公
- 主人公以外にもサイボーグ化したネコや普通のネコも登場
基本情報
タイトル | サイボーグクロちゃん |
著者 | 横内なおき |
掲載誌 | 月刊コミックボンボン |
巻数 | 全11巻(新装版:全6巻) |
本作のポイント
サイボーグに改造された黒猫
本作の主人公はサイボーグの黒猫「クロ」。
かつては普通のネコとして老夫婦のもとで飼われていましたが、ある日好意を抱いていたメスの野良犬へプロポーズをしようとした際に敵の襲撃に遭って瀕死の状態に。
そのまま襲撃犯でもある悪の科学者「ドクター剛」に連れ去られ、サイボーグに改造されてしまいました。
サイボーグとなったクロはメタルボディーとなり、二足歩行で人間の言葉を喋れるようになります。
胸からは武器を取り出すことも可能で、改造された後はガトリンガンを装備してドクター剛のアジトから脱出しました。
その後は目立つメタルボディーを隠すために黒猫のぬいぐるみを着た状態で再び老夫婦のもとで暮らしています。
老夫婦を助けるために苦労させられることが多く、元々好戦的な性格でもあるので武器を乱射して暴れ回る姿が描かれています。
暴れまくって余計な被害を出すこともありますが、なんとも憎めない可愛らしい見た目のケモロボキャラです
主人公のライバルとなるサイボーグネコも登場
主人公のクロ以外にもサイボーグのネコが数体登場。
その中でもドクター剛自慢のサイボーグネコ「ミー」はクロの良きライバルでもあり、メインキャラとしてクロと一緒に活躍します。
額にはMのマークがあり、クロと違って着ぐるみなどで機械の体を隠していません。
また、黒目や口がなくロボットらしい見た目をしていますが、泣いたり笑ったりとクロと同じように感情豊かなサイボーグネコです。
最初はクロとも敵対していましたが、徐々にクロと行動を共にするようになります。
暴れやすいクロに対して、冷静な性格のミーくん。
でも、たまに他のキャラと一緒にボケに回ったりとお茶目な一面もあるキャラクターです。
ロボットの割合が多いカッコかわいいキャラクターで、個人的には本作で一番好きなキャラです。
ドタバタな日々が描かれるギャグ漫画
ドタバタな展開とギャグ満載な本作。
一緒に暮らす爺さんと婆さんが連れ去られるのを助けたりと、他のロボットたちと戦ったりと戦闘シーンも多く、その都度にクロたちが大暴れして建物や街を破壊しまくります。
そんな激しいシーンの合間にもキャラクターたちがギャグを連発する、いろんな意味で勢いがある内容が特徴。
ストーリー性はほとんどありませんが、難しいことを考えずに楽しめる作品になっています。
ちなみに、ギャグに関しては連載当時の流行を取り入れたものが多く、連載されていた2000年前後のテレビ番組やアニメなどを知らないと理解できないような内容もあります。
ギャグてんこ盛りの作品ですが、クロやミーくんの過去が描かれる回はなかなか壮絶な内容になっています
まとめ
サイボーグネコが主人公の珍しい漫画。
可愛い見た目のキャラクターがガトリンガンやミサイルをぶっ放す本作は、僕の好みにクリーンヒットしました。
内容に関しては、当時のネタを知っている方なら思わずクスりとくるギャグ多いですが、一昔前の漫画ということもあり、初めて読む方は古臭く感じるかもしれません。
ただ、今回紹介した主人公のクロやミーくんがとても魅力的に描かれているので、このようなデザインのキャラクター好きな方には是非おススメした作品です。
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