本記事では「MonteBearo」が手掛ける『バナーオブルイン: 破滅の戦旗』を紹介します。
本作は獣人キャラオンリーのローグライク要素のあるカードゲーム。
リアルな顔をした獣人たちが魅力的な作品です。
スタート時のデッキは固定で、ステージを進めながら新たなカードを入手してデッキを構築しながら攻略していきます。
戦闘では毎ターンランダムに引いた手札からカードを使用して敵チームを全滅させると勝利。
複数のカードを使用した難しいコンボなど はないので、基本的なルールを把握するだけでも十分に楽しむことができました。
今回僕はPCのSteam版をプレイしましたが、Nintendo Switchでも発売されていますので、獣人が好きな方は是非プレイしてみてください。
- 登場するキャラは獣人のみ
- ウサギや狼など6種類の獣人からパーティーを編成
- リアルな顔をした獣人たち
基本情報
タイトル | バナーオブルイン: 破滅の戦旗(Banners of Ruin) |
ジャンル | ローグライクデッキ構築カードゲーム |
ハード | ・PC(Steam) ・Nintendo Switch |
価格 | 2,050円 ※機種によって価格が異なる場合があります |
公式サイト | リンク |
(※本記事は全てSteam版をプレイした内容になります)
本作のポイント
凶悪な一族の討伐を目指す獣人たち
獣人だけが住む世界を舞台に、「エンダー一族」から襲撃を受けた「ブラックフット一族」が彼らの街に潜入し、悪の根源を打ち砕くというストーリーになっています。
プレイヤー側となるブラックフット一族には6つの種族の獣人たちを選択可能。
初期状態では「ネズミ」と「クマ」の2種族しか選べませんが、ゲームをプレイしてプレイヤーレベルを上げることで順番に解放されていきます。
街へは最大2匹の獣人を選んで潜入!
潜入中に仲間を雇うことで最大6匹までパーティーを組むことができます(同種族でも可能)。
本作のキャラはリアルなデザインなので、人によって好みが分かれるかも?
ローグライク要素のあるカードゲーム
カードゲームということで戦闘はもちろんのこと、街中の移動も全てカードを使用します。
戦闘では武器による攻撃カードや防御カード、相手に状態異常を与えるカードなど様々な種類が用意されています。
毎ターンランダムに引いた手札からカードを使用して敵チームを全滅させると勝利となります。
ターン制のバトルで、味方チームと敵チームが交互にアクションする感じですね。
必ずこちら側が先攻で始まります。
ちなみに敵側はカードを使用しないので、好きな攻撃やスキルの発動が可能です。
本格的な戦略型カードゲームとは異なり複数のカードを使用した難しいコンボなどはなく、だいたい1枚で完結することが多いので、戦略が苦手な方でも気軽に楽しめるようになっていると感じました。
逆に言えば、戦略型の戦闘を求めている方は物足りなく感じるかもしれませんね。
また、デッキ構築となっていますが、出撃前の初期デッキは変更することができず。
街に潜入してから敵との戦闘や商人などから新たなカードを入手する必要があります。
入手できるカードは全てランダムなので、運要素も強めです。
そして、ローグライク要素がある本作は、全滅するとそれまでの進行状況や入手したカードは全てリセットされて最初からやり直しとなります。
ただ、獲得した経験値によって上がったキャラクターの階級はリセットされないので、1週目よりも少し使いやすくなった状態で2週目以降にチャレンジすることができます。
他のローグライク系と同様に最初のうちは死にながらゲームに慣れていくことになりますね
種族によって異なる才能やスキル
初期状態では各種族が1つずつ所有している固有スキルくらいしか各種族同士の差はありませんが、種族の階級が上がるごとに各種族専用の「才能カード」や「スキル」を獲得することができます。
ですが、どちらも使用するにはストーリー進行中に運よく入手できないと使用することができないので、そこまで劇的に強くなるわけではないです。
武器や防具でキャラを強化
各キャラクターには武器と防具を装備させることができます。
デフォルトで既に何かしらの装備をしているのですが、街を進行する中で装備を入手して付け替えることが可能です。
特に出撃時に選んだ2匹は装備が弱いので、積極的に付け替えていきたいところ。
武器は剣やハンマー、ダガーや弓などメジャーどころは一通り用意されていて、片手武器なら二刀流もできます。
それぞれの武器によって攻撃範囲や効果が異なるので、武器を入手した際はその時のデッキの状態も考慮しながら取捨選択していきましょう。
個人的に武器は「流血」など敵側に状態異常を発生させるものがおオススメ。
防具は「毎ターン最初の攻撃は絶対に回避できる効果」が付いたものや「ターンごとにシールド数が自動回復」するものが優秀でおススメです。
街では3枚のカードを選びながら進行
街中でも進行は画面に表示される3枚のカード(選択肢)を選びながら進んでいく形式です。
敵との戦闘やカードの購入、体力の回復など、その時のパーティーの状況も考慮しながら慎重に選んでいきます。
戦闘カードを選ばなくてもいくなり戦闘になることもあるので油断できません。
なお、本作では体力を回復できる手段がかなり限られているので、体力が減っているキャラがいる場合は回復できる選択肢を優先して選ぶのようにすると安定して攻略できるようになります。
街のステージは3つの区間があり、カード上の数値はその区間のボスまでの残り数を表しています。
これが0になるとボスパーティーとの戦闘になります。
ちなみに、ボス戦直後の選択肢では仲間を雇うこともできるので、お金に余裕がある場合は雇っておきましょう。
敵との戦闘ではシールドが超重要!
敵を含めた各キャラのステータスには体力とシールドがあり、基本的にはシールドを全て削ってからでないと体力にダメージが通らないようになっています。(一部の攻撃カードや状態異常は除く)
シールドの回復手段は多く用意されていますが体力の回復手段は非常に少なく、特に戦闘中だと回復効果があるカードを持っていないとほぼ不可能です。
なので、本作では敵も味方もいかにシールド数を維持して体力へのダメージを避けるかが重要になってきます。
カードを新たに入手するときはシールド回復効果があるものを優先して選ぶようにすると戦闘がかなり楽になります
また、敵の攻撃を回避することも可能です。
自分のターン中に敵を選択すると次の攻撃対象や攻撃内容がわかるので、移動専用カードを使用して攻撃対象の味方を別の場所に移動させることで敵からの攻撃を回避することができます。
逆に敵を別のレーンに移動させることができれば、そのターンの攻撃をスキップさせることも。
こんな感じで攻撃をそもそも受けないという選択肢もあり、シールドを温存できます。
まとめ
獣人オンリーゲームということで購入してプレイしてみましたが、カードゲームが得意な方ではない僕でも十分楽しむことができました。
ガッツリ思考しながらプレイするタイプではなく、気軽にササっとプレイできるカードゲームですね。
獣人のリアルなデザインも個人的に気に入りました。
本作は日本語訳には対応しているものの、カードなどの効果説明の訳が間違っているのか想定していた効果が発揮されなかったり、分かりづらかったのが気になりました。
この点は英語ができる人は原文のままでプレイした方がいいかもしれません。
まだ獣人の種族は多い方ではないので、今後のアップデートでどんどん増えてくれることに期待しちゃいます!
また、カードを使用したゲームでは下記ケモノオンリーの作品もおススメです。
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