ケモノの子供たちが家族を救うために巨大戦車で進撃!ケモノキャラだけが登場するドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』

本記事では「サイバーコネクトツー(CC2)」より発売中のゲーム『戦場のフーガ』を紹介します。

本作はイヌヒトとネコヒトが暮らすケモノだけの世界を舞台にしたドラマティックシミュレーションRPG。

CC2設立25周年記念の作品にもなる「リトルテイルブロンクスシリーズ」の最新作で、戦争に巻き込まれる子供たちを中心に物語が展開される全体的に少し重い内容になっています

「テイルコンチェルト」などのシリーズ過去作と同様にケモノしか登場しない作品となっており、ケモノ好きのためのゲームといっても過言ではない作品。

特に本作では子供たちがメインで活躍する作品で、メインキャラの年齢も最年長で12歳とケモショタやケモロリ好きの方にもピッタリの作品でもあります。

また、ゲーム中のイラストにも力が入っていて、とても魅力的に描かれています。

ケモノ好きの方に強くおススメしたい作品です。

本作のケモ・ドラ・人外要素は?
  • ケモノの少年と少女が活躍
  • イヌとネコのケモノが暮らす世界が舞台
  • ケモノオンリー作品
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目次

基本情報

タイトル戦場のフーガ
ジャンルドラマティックシミュレーションRPG
ハードPS4/PS5
Nintendo Switch
Xbox One
PC(Steam)
価格【通常版】4,180円
【デラックス版】6,380円
※機種によって価格が異なる場合があります
公式サイトリンク

(※本記事は全てPS5版をプレイした内容になります)

「リトルテイルブロンクスシリーズ」とは?

「リトルテイルブロンクスシリーズ」とはCC2が開発してきた同じ世界観を共有する作品群のことで、地球のように様々な国や地域が存在している世界で作品ごとに独自の物語が展開されます。

現実の地球とは違って無数の浮遊大陸で構成されていて、人間ではなく「イヌヒト」や「ネコヒト」と呼ばれるケモノたちが暮らしているのが特徴です。

過去のゲーム作品ですとCC2の処女作でもある「テイルコンチェルト」や「Solatorobo それからCODAへ」、現在はサービスを終了してしまったスマートフォン向けゲーム「リトルテイルストーリー」がそれにあたります。

物語の内容的には作品同士の繋がりはないですが、過去作の場合は時間軸も同じだったようで「Solatorobo それからCODAへ」に「テイルコンチェルト」の主要キャラたちが登場していました。

本作も上記3作品と同じ世界ですが、別の国が舞台となっていて時間軸も大きく違っているようです。

あらすじ

とある浮遊大陸にある平和な国「ガスコ」。

その国の辺境の場所にある村「プチ・モナ村」でイヌヒトの「マルト」や幼馴染のネコヒト「ハンナ」など、子供たちが平和に暮らしていました。

ところが、ある夜。

突如として現れた「ベルマン帝国」の襲撃により村は炎に包まれ、村の大人たちは軍に連れていかれてしまいました。

そんな中、マルトの家に置いてあったラジオが「洞窟に逃げて」と喋りだします。

突然のことに困惑する中、マルトを含む子供たちはラジオの指示に従って洞窟の中へと逃げ込みます。

その洞窟の中で巨大な戦車「タラニス」を見つけた子供たち。

連れ去れた家族や村の人たちを救うため戦車に乗り込み、ラジオの声に導かれながら帝国軍に立ち向かいます。

本作のポイント

ケモキャラの子供たちが12人登場

メインで活躍するのは巨大戦車に乗り込んだ子供たち。

イヌヒトのマルトが最年長で12歳。

一番年下はマルトの妹「メイ」で年齢は4歳。

そして、半数が10歳未満とかなり幼い子供たちの集団です。

最初はマルトと同じ村に住んでいる6人が戦車に乗り込み、物語が進むにつれて新たに6人の子供たちが仲間に加わっていき、最終的には12人の子供たちが戦闘に参加します。

各キャラクターのイラストにも力が入っていて、とても魅力的に描けれています。

「サイバーコネクトツー」は昔からケモノオンリーの作品を作成していただけあって、ケモノ好きな方が好みやすいデザインですよね。

各キャラの設定や関係もしっかりと考えられていて、キャラクターへの愛も感じます。

レグリュウ

特にケモショタ、ケモロリ好きの方には堪らないキャラクターデザインになっていると思います

ちなみに、YouTubeにある 「サイバーコネクトツー」の公式チャンネルにて 、可愛らしいイラストで描かれた漫画形式の動画が公開されています。

本編の物語とは直接関係はないですが、子供たち同士の日常が描かれた内容になっています。

本作のキャラクターたちが気に入った方は是非視聴してみてください。

ケモノが住む世界で繰り広げられる戦争の物語

イヌとネコのケモノが暮らす世界が舞台となる本作。

可愛らしいキャラクターたちに対して、本作は戦争によって家族と離れ離れになった子供たちを中心に描かれているため、物語的には少し重い内容。

戦争ということで敵やその他の人物が犠牲になるなど悲しい場面も...

そして、最終的に子供たち全員が救われるかはプレイヤーの選択次第。

本作には子供を犠牲にすることで敵を一掃できるという無慈悲な最凶武器も用意されおり、プレイヤーはこの武器の誘惑に負けないように物語を進めていきます。

レグリュウ

ちなみに、本作のチュートリアルが作中で一番鬼畜な内容ではないかと個人的には思っています。笑

巨大戦車で戦うシミュレーションRPG

マルトたちは巨大な戦車「タラニス」を操作して、襲い掛かる帝国軍の戦車や飛行機と戦うことになります。

ゲームの進行方法としては、決まったルートをタラニスが自動で進んでいき、ルート上にあるマス目に差し掛かると敵との戦闘やアイテムを入手することができます。

シュミレーションRPGとなっていますが、駒となるユニットをフィールドに配置するような戦略性の高いゲームではなく、手軽に敵との戦闘や物語を楽しめるようになっています。

進行するルートは一本道ではなく、所々に分岐点が用意されています。

「安全な道」「普通の道」「危険な道」の3種類あり、どの道を選んで進むかで遭遇する敵の強さや入手できるアイテムの量などが変わってきます。

ちなみに、ここで入手できるアイテムはタラニスの装備を強化できるものも含まれているので、アイテム欲しさに僕は「危険な道」を選ぶようにしていました。

レグリュウ

危険な道でもべらぼうに敵が強いわけではないので、余裕がある場合は迷わず危険な道を選ぶことをお勧めします!

戦闘システムはタイムラインバトル

ルート上にある戦闘マスに到達すると戦闘画面に切り替わります。

他のRPGと同様に味方と敵のターンにわかれて行動していくのですが、本作の戦闘では「タイムラインバトル」というシステムになっています。

画面上部に味方と敵の行動順がわかるようにゲージが表示されていて、敵への弱点攻撃や攻撃時の付加効果によって行動の順序が変わってきます。

このため、次のターンが敵のターンだったとしても敵の弱点となる攻撃を当てることで、次も味方のターンに変えることが可能。

単純だけど戦術的な戦闘を楽しむことができます。

子供を犠牲にする最凶の一撃

タラニスには3種類の兵器の他に「ソウルキャノン」と呼ばれる最凶の兵器が搭載されています。

タラニスの体力が残り少なくなると使用できるようになる兵器で、使用するとどんなに強い敵軍でも一撃で撃破してしまいます。

ただ、1発撃つには戦車に乗っている子供の命が1つ必要というとんでもない兵器です。

レグリュウ

一度だけ使用しましたが、敵を一掃できても後味最悪でした

敵によって子供たちの編成を変えながら戦う

タラニスには3種類の武器「マシンガン」「グレネード」「キャノン」が装着できるようになっています。

この武器の種類は編成している子供たちによって変わり、敵の弱点や与えたい状態異常により編成を随時変えながら戦っていくような流れになります。

単純に弱点を狙って順番を遅くするのもいいですが、それ以外にも装甲で防御が高くなってる敵には「炎上」の状態異常や、強力な攻撃をしてくる敵には「煙幕」で命中率を下げたりと、幅広い方法で敵軍を制圧することができます。

レグリュウ

ただし、編成を変えると味方のターンで3ターン経たないと再び変えることができないので注意が必要です

タラニスの中に広がる子供たちの生活空間

ルート上で「インターミッション」と呼ばれるマスに到達すると、タラニスの中を探索することができます。

タラニスの中にはベッドや洗濯場など子供たちの生活空間が広がっています。

また、タラニスの強化ができる「工房」、一時的なステータスアップができる「料理」、タラニスの強化アイテムを入手できる「釣り」など、戦闘に備えた準備ができる場ともなります。

そして、子供たち同士で会話して交流しあうことで「親愛レベル」を上げることができ、このレベルを上げることで戦闘で連携必殺技を使用できたり、サブキャラとしての効果をアップさせることが可能です。

「親愛レベル」をある程度上げるとキャラ同士で専用の会話イベント「絆イベント」が発生。

子供同士で友情を深めることができます。

レグリュウ

子供たち同士が仲良くなるシーンは見ていてとても微笑ましいです

やりたいことを達成して絶好調になる

タラニスの中では色々なことができるので何をすればいいのか迷ってしまいそうですが、物語をある程度進めると「みんなの連絡ノート」というものを閲覧できるようになります。

これには子どもたちが何をやりたいかが書かれていて、それを達成することで「絶好調」が溜まります。

絶好調は戦闘時のステータスの1つで、絶好調がMAXになった子供は「ヒーロー状態」になります。

この状態になると一定時間通常攻撃やスキルの攻撃力2倍や攻撃時に必ず状態異常を付与できるなど、とても強力です。

なので、インターミッションでは自分がよく使用する子供たちを絶好調にすることを優先し、それ以外は工房でタラニスを強化したり、料理でステータスアップをするようにすると次の戦闘がかなり楽になります。

連絡ノートにはレアなイベント「トイレ」がある

僕も本編クリアまでに1回しか見たことがありませんが、連絡ノートで非常にレアなイベントが記載されることがあります。

僕の時は「・・・」とだけ記載されていました。

出現条件があるのかどうかは不明ですが、これが記載された状態でタラニスの中を探索すると「おまる」が置いてあり、それを選択すると、なんとも気持ちよさそうにするキャラクターの顔のイラストをみることができます。

しかも一度見たイラストはライブラリに保存され、何度でも視聴可能。

まさかこんなシーンまで用意されているとは... CC2様、流石です!

レグリュウ

マルトなど他のキャラクターたちのシーンも見てみたくなります!

ちなみに、このイベントを達成したキャラは一気に絶好調ゲージがMAXになります。

デラックス版ではキャラクターたちを水着姿にできる

デラックス版には「デジタルアートブック」や「ミニサントラ」などの特典が付いていますが、特に僕が気に入った特典として「水着コスチュームチェンジ」があります。

コスチュームは設定画面から変更することができて、タラニス内で子供たちの衣装が水着になって露出度が少し高くなります。

レグリュウ

特典は通常版購入後でも追加で買うことができるので、一通りプレイ後に購入することもできます

まとめ

待ちに待った本作をプレイしてみて、ケモノキャラたちのイラストやデザイン、物語の内容も含めて個人的には大満足でした!

ケモノが登場するゲームはいくつもプレイしてきましたが、ここまでのクオリティでケモノ好きを意識して作成されているゲームはほぼありませんからね。

是非近いうちにシリーズの新作を発売して欲しいです!

ただ、戦闘などのゲーム面やシステム面に関しては賛否がわかれそうな感じはします。

キャラやイラスト目的で購入した僕は物語も含めて最後まで楽しくプレイできましたが、戦闘を楽しみたくて購入される方は単調なシステムに途中で飽きてしまうかもしれません。

敵の種類もそこまで多いわけではなく、出現する敵の組み合わせも似たような感じなので、終盤になるにつれてどうしても作業ゲー感が出てきてしまいます。

また、システム面でも気になる部分として「戦闘中のキャラ編成時に攻撃スキルの説明が確認できない」、「市場で戦車のアイテムを交換する際に現在必要な部品の数が確認できない」などもありました。

なので、「ケモノ好きの方」や「戦闘などのゲーム面よりキャラクターや物語が気になった方」におススメしたい作品になっています。

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