本記事では「League of Geeks」が手掛ける『Armello』を紹介します。
本作は動物たちが住む王国を舞台にしたターン制のデジタルボードゲーム。
呪いの力により豹変したライオンの王様にかわり、ケモキャラたちが新たな王の座をかけて戦います。
サイコロを使用した戦闘やカードを使用した戦術的なプレイを楽しめるのが特徴。
1試合あたりのプレイ時間は1時間以内で終わる場合が多く、ストラテジー要素のあるゲームとしては気軽に楽しめる作品になっています。
PS4やスマートフォンなどの様々な端末でプレイできるのも素晴らしいです。
ケモノたちもかっこかわいいデザインのキャラクターが多く、ケモノ好きの方にはピッタリなゲームだと思います。
- 動物が暮らす王国が舞台
- 操作できるキャラは全てケモノ
- ケモノキャラが描かれたカードも魅力的
基本情報
タイトル | Armello(アルメロ) |
ジャンル | デジタルボードゲーム |
ハード | ・PS4 ・Nintendo Switch ・スマホ(iOS / Android) ・Xbox One ・PC(Steam) |
価格 | ¥2,016- ※機種によって価格が異なる場合があります |
公式サイト | https://armello.com/ |
(※本記事は全てSteam版をプレイした内容になります)
本作のポイント
ケモノだけの王国で頂点を目指す
本作の舞台はケモノだけが暮らす「アルメロ王国」。
この国のライオンの王様は「穢れ」と呼ばれる生命を貪る力に蝕まれ、豹変してしまいました。
そこで、各種族の英雄であるケモノたちが世界を王様や穢れから救うべく、新たな王の座をかけて戦うということになります。
ケモノオンリー!異なるステータスのケモキャラたちが登場
プレイヤーが選択できる各種族の英雄は全てケモノキャラ。
オオカミ、ウサギ、クマなどの様々な種族のキャラクターが用意されています。
キャラクターにはそれぞれステータス値やスキルなどによる強さの違いがあります。
ステータスは「戦闘力」「身体」「知恵」「精神力」の4つ。
「戦闘力」は戦闘時に使用できるサイコロの数。
「身体」はHP(ヒットポイント)。
「知恵」は所持できるカードの数。
「精神力」は1日に使用できる魔力の量となります。
各ステータスが影響してくる要素は他にもありますが、簡単に紹介すると上記の内容になります。
スキルはキャラクターごとに1つずつ所有しており、戦闘時に相手の防御を貫通できたり、探索中に報酬を見つけやすくなったりと、様々なスキルが存在しています。
これらのステータスやスキルを考慮しながら、自身のプレイスタイルにあったキャラを選んでいく感じになります。
ですが、最初の内はスキルも何を言っているのか理解するのが難しと思いますので、ある程度のルールを覚えられるまでは好きな見た目のケモノキャラで選んでも良いかなと思います。
その方がストレスなく楽しめそうですしね。
ステータスで選ぶとするとオオカミのケモノ「セイン」が戦闘力と身体(HP)が高めなのでおススメです。
他の英雄との戦闘で敗北せずに勝利することも本作では重要になってくるので、戦略的な立ち回りが出来なくても勝利しやすいです。
選べるキャラクターは最大で20匹以上!
プレイヤーとして選択できるキャラクターは初期の状態だと8匹。
それ以外のキャラクターは追加コンテンツを購入しないと選べませんので、その点は購入前に注意が必要です。
また、プレイするハードによっても初期のキャラクター数や購入できる追加コンテンツが異なっているようです。
本記事投稿時点ですが、PCのSteam版は全てのキャラでプレイすることが可能で、追加コンテツを全て購入すると24匹のケモノキャラでプレイ可能です。
最新の追加コンテンツでは4匹の「ドラゴン族」でプレイすることができます!
ドラゴンというよりはトカゲなどの爬虫類系の見た目をしていますが、爬虫類も好きな僕には嬉しい追加でした
ターン制ボードゲームで4匹のケモノたちが戦う
ターン制ボードゲーム形式で、4匹のケモノの英雄たちで戦います。
戦場となるフィールドは、ライオンの王様がいる宮殿を中心として村やダンジョンなどの様々ンマス目が広がっています。
フィールドの四隅にある拠点から各英雄がスタートし、4つ用意されている勝利条件のどれか1つの達成を目指して行動していくことになります。
英雄たち以外にも王国の騎士や穢れの魔物「ベイン」などのNPCも存在。
これらNPCキャラも1ターンごとに行動やアクションをおこしてくるので、ゲームの進行にも影響を与えてきます。
1ターンにつき最大3回移動することができ、「ターン終了」アイコンを選ぶと他の英雄やNPCが順番に行動していきます。
ターンごとに昼夜の入れ替わりも発生。
昼と夜のどちらか限定で特殊なスキルが発生する英雄やカードもあるので、「夜の間だと有利に行動できる」という場合もでてきます。
4つの勝利条件
勝利条件は下記の4つです。
・王殺しによる勝利
宮殿にいる王様を倒して、自分が生き残ると勝利となる
・精霊石の勝利
フィールドのに出現する精霊石を4つ集めた状態で宮殿にいる王様に触れると穢れが浄化されて勝利となる
・穢れの勝利
王様よりも穢れが多い状態で宮殿にいる王様を倒して、自分が生き残ると勝利となる
・名誉の勝利
王様が穢れの浸食で死亡した時点で名誉が最も高い英雄が勝利となる
以上4つの条件の内、どれか1つの条件を満たしたプレイヤーが勝者となりゲームは終了します。
個人的には「名誉の勝利」が比較的達成しやすいかなと感じています。
王様が穢れの浸食で死亡というのは、昼のターンが訪れるごとに王様のヒットポイントが穢れにより減っていきます。
王様の体力値は「9」なので、9回目の昼には必ず死ぬようになっていますので、それまでに4匹の英雄の中で一番「名誉」と呼ばれる数値が高ければ勝利となります。
名誉は他の英雄やNPCの「ベイン」を倒すと「1」獲得できるので、「戦闘力」や「身体」が高い英雄を選んでおくと比較的達成しやすいと感じました。
サイコロを使ったケモノ同士のバトル
フィールド上で他の英雄やNPCがいるマスに移動しようとすると戦闘開始。
バトル画面に切り替わります。
戦闘では複数のサイコロをお互い同時に1度だけ振り、出た目によって攻撃と防御の手数が決まります。
そして、自分と相手の攻撃と防御の手数を差し引いた数値によってお互いのダメージが計算されるシステムになっています。
サイコロを振って出る目は完全にランダムなので運の要素も強いですが、サイコロの数は英雄の「戦闘力」や装備カードの効果などで大きく変わることもあります。
また、手札で所持しているカードを戦闘中に燃やす(捨てる)ことで、そのカードに対応したサイコロの目を確定で出すことができるので、相手より有利な状態で戦闘に挑むこともできます。
カードを使用して戦況を有利に
勝利のために必要不可欠となるのが4種に分類されたカード。
本作では武器などを装備できる「アイテムカード」や自分や相手に使用するバフ効果やデバフ効果のある「呪文カード」など、戦闘時以外はカードを使用して様々なアクションを実行していきます。
戦闘時に相手のサイコロの数を減らしたり、戦闘以外でも相手のヒットポイントを減らせるカードもあるので、上手く使用することで戦況を有利に進めることができます。
また、カードのイラストも魅力的で、特にケモノのイラストが描かれたカードには惹かれるものがあります。
こ実際のゲーム画面ではイラストが動いています!
まずはオフラインモードで練習
ここまでザックリとルールも含めて紹介しましたが、記載できなかったルールやシステムはまだまだあります。
本作では他のプレイヤーと勝負ができるオンラインモード以外にもオフラインモードがありますので、チュートリアルの後はオフラインモードでルールや用語を覚えながらじっくりプレイするのがおススメです。
オフラインモードの相手はコンピュータですが決して弱くはないので、気を使うことなく楽しむことができ、練習相手としても最適です。
まとめ
モフモフのケモノキャラたちがかっこかわいい本作。
本作のようなストラテジー要素が強いゲームはルールや各用語などを理解しないとなかなか楽しむのは難しいですよね。
私もこの手のゲームは得意な方ではないのですが、本作は数試合程で意外と早く楽しめるようになりました。
ですが、勝利となるとなかなかうまいこといかず、戦闘時のサイコロ以外でも運が絡む場面が多いので、安定して勝つのは結構難しいと感じました。
マルチはまだ少ししかプレイしていませんが、うまい人も多くてボコボコにされます。笑
ソロプレイでも十分やり応えはありますので、気軽に楽しみたい方はソロプレイがおススメ。
ストラテジー要素が苦手な方でも、本作のようなケモキャラが好きな方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。
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