※本作はホラーとグロテスクな表現が含まれておりますのでご注意下さい。
本記事では「B52 Development Team」が手掛けるインディーズゲーム『D'LIRIUM』を紹介します。
本作はポニーの女の子が主人公のアドベンチャーゲームです。
アメリカのアニメ「マイリトルポニー」のような可愛いらしいポニーたちが登場しますが、ゲーム内容は真逆でホラー要素有りの残酷で血生臭いものになっています...
ドット絵中心のため、そこまで過激なグロさは感じませんでしたが、ゲームオーバーで表示されるイラストや演出は耐性が無い方にはきついかもしれません。
ゲーム自体はやりごたえのある丁度良い難易度。
日本語は対応しておりませんが、複雑な操作は求められませんので、英語が超苦手な私でも特に問題なく遊ぶことができました。
ホラーやゴア表現が平気なケモノ好きの方におススメなゲームです。
- 可愛らしいメスのポニーが主人公
- 登場する仲間も全てポニー
- ケモリョナ要素有り
※ケモリョナとはケモノキャラが傷ついたり、苦痛を味わっている様子などを楽しむフェティシズムのことです。
過激なイラストも多いので、検索する場合は自己責任でお願いします。
基本情報
タイトル | D'LIRIUM |
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
ハード | PC(Steam) ※Windowsのみ |
価格 | ¥520- |
言語 | 日本語サポートなし |
本作のポイント
突然訪れる地獄の物語
とある大晦日の日、屋敷の主に招かれたポニーの主人公たち。
綺麗に飾り付けられた屋敷の中で仲間たちと一緒に新年を迎えた瞬間、突然テーブル上のロウソクが消えて暗闇に包まれてしまいます。
再びロウソクが点いたとき、主人公の目に映ったのは血だらけで変わり果てた仲間たちの姿でした...
5匹のポニーたちが登場
本作では5匹のポニーたちが登場します。
主人公を含めた仲間たち4匹と、物語の舞台となる屋敷の主です。
仲間たちの中で白色の毛並みをしたポニーも女の子だと思われますが、残りの2匹の性別がわからなかったです...
ちなみに、この性別不明の2匹は盗人みたいで、今回も屋敷にある金目の物を全て盗もうと企んでいました。
主人公も含めてキャラクターたちの詳しい設定や背景は本作で特に語られている様子はなかったんですよね。
どこか別のサイトなどで紹介されているのか、もっと詳しく知りたいと思いました。
屋敷を探索してステージを攻略
本作は豹変した屋敷内とその周辺を探索し、攻略していきます。
ただ、自由に色々な場所を探索できるわけではなく、マップごとにステージがわかれています。
各ステージをクリアするごとにリザルト画面が表示され、次のステージに進むという感じです。
マップにはいくつかの鍵が落ちているので、それを探してゴールとなる扉を開けることでステージクリアとなります。
ステージは暗いところが多くて視界が悪いため、いきなり目の前に敵が出現したりと、驚かされることが多かったです。
ゾンビポニーなど不気味な敵ばかり
マップにはゾンビポニーのような敵も沢山徘徊しています。
不気味な見た目をした敵ばかりです。
その敵たちを武器などを駆使して倒しながら攻略していくのですが、敵の攻撃がかなり強力。
本作にも体力ゲージがありますが、敵の攻撃2,3撃でゲームオーバーになることも多く、思いのほか死ぬ回数が多くなってしまいました。
暗闇からの視認できない攻撃もあり、難易度ノーマルでもなかなかやり応えがありました。
ナイフや魔法のような火球で敵を退治
主人王はポニーだから攻撃方法は足で蹴り飛ばすのかと思いきや、ナイフなどの近接武器や魔法のような火球を飛ばして攻撃します。
火球はステージをある程度進めていくと使用できるようになります。
マウスで方向を決めて銃のように攻撃していくため、シューティングゲームのような感覚を味わえました。
2種類のステータスゲージ
本作には体力ゲージがなく、精神面の「正気ゲージ」と「毒ゲージ」というものがあります。
敵からの物理攻撃によるダメージ量は主人公の外見でダメージ量を判断できるようになっています。
ダメージを受けると主人公の体に血が付着していきます。
「鉢植えに植わった植物」を入手することで回復可能です。
正気ゲージは敵からの精神攻撃によるダメージ量を表しています。
体力ゲージはMAXになるとゲームオーバーになりますが、正気ゲージはMAXになってもゲームオーバーにはならず、パーソナルヘルという地獄エリアに飛ばされます。
地獄エリアでは人格の欠片を集めるなどで復活が可能です。
ちなみに正気ゲージは救急箱のようなアイテムで回復可能です。
毒ゲージは体力を植物で回復するごとにたまっていきます。
こちらは操作せずに一定時間待機することで少しずつ回復していきます
私はMAXまで溜まったことがありませんが、恐らくゲームオーバーになると思われます。
また、本作では「マニアック」といわれる状態異常のようなものがあります。
こちらは敵を倒しまくったりするとこの状態になり、モンスターを倒すと正気ゲージが回復するようになります。
ただ、時間が経過するごとに正気ゲージが溜まっていくので、かなり厄介な状態でもあります。
回復方法は少し特殊で、魔術用のアイテムを使用して倒した敵の魂を救っていくことです。
魂を一定数集めることで正常な状態に戻ります。
私はこの辺の細かいことは理解せずに進めていたので、中盤辺りからずっとこの状態異常のまま最後まで進めていました。笑
ちなみに、魂を攻撃して破壊すると傷は回復しますが、逆にマニアック状態になるようです。
主人公の無残な姿
ドット絵が基本の本作ですが、ゲームオーバー時の画面でのみ画像で主人公の無残な姿が表示されます。
なかなか痛々しい画像です。
ケモリョナなどが平気な方は大丈夫かと思いますが、苦手な方や抵抗がある方は注意が必要です。
まとめ
可愛いキャラたちとは対照的に過激なゲーム内容というのがとても斬新で、最後まで興味深くプレイすることができました。
過激すぎる表現には抵抗があったので心配もしておりましたが、ドット絵ということもありそこまでグロテスクな感じもしませんでした。(もちろん個人差はありますが)
ただ、ゲームオーバー時の画像や演出は初見だとビックリするかもしれません。
全体を通すと値段以上に楽しむことができましたが、キャラクター同士の関係がよく分からなかったです。
翻訳しながらのプレイでしたが、その辺がゲームでは語らている様子ありませんでした。
早期アクセスゲームということもあるので、今後のアップデートで追加されるのかな?
そこが本作をプレイしていて一番気になったことです。
ちなみに、新作として本作の前編となる作品も公開される予定みたいですので、もしかしたらこちらでキャラクター同士の関係などが語られるかもしれませんね。
こちらの作品も楽しみです!
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