※ 出来る限りネタバレとなる内容は記載しないように心掛けておりますが、 作品を紹介する上で一部ネタバレとなるような内容が含まれている場合がありますのでご注意ください。
本記事では「Radical Phi」より発売中のゲーム『Angels with Scaly Wings(鱗羽の天使)』を紹介します。
本作はドラゴンが人間のように生活している世界を舞台にしたビジュアルノベルゲームです。
主人公であるプレイヤーは個性的なドラゴンたちと出会い、様々な出来事に巻き込まれていきます。
本作ではメインで登場する5匹のドラゴンと会話していくことで友好を深めていくことが可能です。
マルチエンディング形式で、ドラゴンとのやり取りによってストーリーが分岐していきます。
恋愛要素もありますがマイルドな内容なので、幅広い方が楽しめるゲームになっています。
ノベルゲームが好きな方にオススメな作品です。
- ドラゴンと恋愛ができる
- ドラゴンたちが人間のように生活している世界が舞台
- 飛竜、地竜など様々な種類のドラゴンが登場
基本情報
タイトル | Angels with Scaly Wings(鱗羽の天使) |
ジャンル | ビジュアルノベル |
ハード | ・PC(Steam / DMM GAMES) ・Nintendo Switch ※海外Store限定 |
価格 | 1,199円 ※機種によって価格が異なる場合があります |
言語 | 日本語対応 ※PC版のみ |
公式サイト | リンク |
あらすじ
20XX年。
人間が住む世界で謎のポータルが突如発見された。
ポータルは別の世界へと繋がっており、手紙を通じてコミュニケーションをとれるほどの生命体が存在していることがわかった。
手紙でのやり取りを続けていると向こう側から招待状が送られてきたため、主人公の知り合いでもある「レザ・イスキエルド」がポータルで繋がる世界へと派遣された。
しばらくして彼から最初のメッセージが届いたが、驚くことにそこには人類が知る竜のような生命体が暮らしていることが記載されていた。
続いて、交易の同意を得られたという彼からの知らせを受け、人類の知識が詰め込まれたPDA機器を提供する代わりに高性能な発電機を提供してくれることになり、今度は主人公が取引のために竜が住む世界へと派遣されることになる。
不安を抱きつつもポータルを通過して暗闇が広がる世界に到着した主人公。
徐々に視界が鮮明になってくると、そこには眼鏡をかけた白い竜が立っていた...
本作のポイント
ドラゴンが生活する世界が舞台
主人公である人間(プレイヤー)が通ったポータルの先には、ドラゴンたちが人間のように生活する世界が広がっていました。
この世界を舞台として主人公は個性的なドラゴンたちと出会い、様々な出来事に巻き込まれていきます。
本作では背中に翼が生えている種以外にも前足が翼になっているワイバーンのような種や翼がない恐竜のような見た目の種、2足歩行や4足歩行の種など色々な種類のドラゴンたちが登場します。
みんな眼鏡やネックレスなどの装飾品は身に着けていますが服を着る文化はないので、基本的には裸の状態。
なので、外見に関して人間らしさはほとんどなく、ドラゴン本来の姿をした住人たちとのやり取りを楽しむことができるゲームになっています。
ドラゴンの見た目で人間味のあるやり取りができるというのが、個人的にグッドポイントでした
ドラゴンと恋愛もできるビジュアルノベル
ビジュアルノベルとなっている本作はキャラクターの立ち絵と音楽が含まれた文章で構成されています。
ドラゴンたちとの会話を楽しみながら、時折聞かれる選択肢によって様々な方向へストーリーが分岐していきます。
ストーリーの内容もよく練られており、ドラゴンの世界で起こる事件や謎を解明していくミステリー要素が強い内容で、ドラゴンとの関係を深めながら真相を明らかにしていくというもの。
メインで登場する5匹のドラゴンとは頻繁に交流して親密になっていくことで、恋愛のような関係まで発展させることが可能です。
5匹のドラゴンと交流を深められる
交流を深められるドラゴンはメインで登場する5匹。
オスのドラゴン「レミー」「ブライス」「ロレム」の3匹と、メスのドラゴン「アンナ」「アディーン」の2匹です。
5匹ともそれぞれが夢や悩みを抱いているので、プレイヤーはうまく選択肢で聞き出しながら信頼関係を築いていきます。
ストーリーの各章ごとに自分が会いたいと思うドラゴンを選択することが可能。
一気に全員と交流を深めることができませんので、まずは気に入ったドラゴンを1匹か2匹選んで交流を深めていくようにすると良いです。
中には肉体関係まで発展するドラゴンもいますが、成人向けの作品ではないということもあり恋愛関係の内容が控えめで詳細な描写もなかったのが少し残念でした。
全員のルートをプレイしましたが、僕は「ブライス」のルートが一番気に入りました!
1周だけでは終われないマルチエンディング形式
ドラゴンとの友好度やプレイヤーの選択肢によってエンディングも変わってきます。
本作では10種類以上のエンディングが存在。
マルチエンディング形式ではお馴染みのグッドエンドやバッドエンドが本作でも用意されており、一番良いエンディングルートに行くためには本作を何周もプレイする必要があります。
ただ、何周もプレイするといっても交流するドラゴンや選択肢によってストーリーが変わってくるし、ストリート自体も周回することを前提で作られているので飽きにくい内容になっています。
そこまで苦になることもなくストーリーを楽しみながら周回プレイすることができました
テキストスキップ機能で効率的な周回が可能
スムーズに各エンディングが回収できるように 、一度見たテキストの早送りや、選択肢を含めたイベントのスキップ機能が用意されています。
選択肢で友好的な選択をしている場合は場面ごと飛ばせるので、周回するときにありがたいです。
ただ、今まで周回したときに選んだ選択肢がわかるようになっていたら更にありがたかったなと思いました。
また、エンディングによっては選択肢をスキップせずに再度選択しないと見れないものがあるので、全エンディングを見たい方は注意が必要です。
ドラゴンの日常を描いている漫画も公開中
本作の制作者が「Patreon」というクラウドファンディングサイトで本編のドラゴンたちも登場する漫画を公開しています。
本作のストーリーとは関係のないですが、ドラゴンたちの日常が描かれている漫画です。
本編をプレイしてドラゴン同士の関係を知った後だと更に楽しめます。
もちろん全て英語ですが、ドラゴンが気に入った方は是非読んでみてください。
下記の本作公式ページからでも閲覧可能です。
まとめ
ドラゴンと恋愛できるということで気になって購入してみた本作。
結果的に恋愛要素は僕が期待したよりは少なめな内容となっていましたが、当初おまけ程度に考えていたストーリーが想像以上に面白くて感激しました。
エンディングを1つ終わらせた程度だと本作の良さは分かりにくいと思いますので、これからプレイする方は是非一番良いエンディングまでプレイしていただきたいです。
また、本作は日本語へ翻訳されていますが文章で意味がわからない文章はほとんどなく、ストーリーを十分に楽しむことができるクオリティになっています。
ドラゴンとの恋愛だけでなくストーリーも楽しみたい方におススメの作品です。
逆に恋愛要素が控えめなので、ドラゴンにこだわりがない方でも十分に楽しめる内容になっていると思いました。
製品情報
Steam版
※サウンドトラックやアートワークが含まれたデラックス版もあります
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